「お 邪魔します」

そう言って葉佩が開けた扉は、屋上への扉だ。
普通、そんな台詞は誰かのプライベートな空間に入るとき に使う。
屋上には誰もいない。
そもそも、誰かのものではないはずだ。

「今日はサボりだな」

だが、天香では事情が違う。
ここにはいるのだ。

屋上の支配者

そう呼ばれる存在が。
でなければ、昼休みという時間帯であるにもかかわらずこ こに誰もいな い説明がつかない。

ここは不可侵の領域

それが生徒たちの共通認識である。
だが、葉佩九龍はそれを無視した。
かなりあっさりと無視した。

「それでは遠慮なく」

支配者に同行を許されたばかりか、時に無断使用もしてい るらしい。
自分の友人連れて、昼食を取ることもあるというのだから 驚きだ。

「I am very sleepy・・・・・・」

欠伸を一つ。
支配者を見ていることで知った、この季節、この時間のベ ストポジショ ンで葉佩は眠りについた。


トラブルメーカー=葉佩ですよ。
何を書きたかったのか良く解りませんよ。
これからだんだん迷惑になっていくつもりですよ。