きっとあれだ。

ちょっと羽目を外したいとか思ったのだろう。

「んっふっふ・・・・どうですか〜、何か可愛いでしょ?」

「とっても似合ってますね」

今日は朝からいい日だった。寝坊もせず、天気は快晴。

規律らしい規律の無いこの場所には、様々な人間がいる。

勝手気ままなここの、唯一の決まりは『自分のことは自分で面倒見ましょうね?(軍師より)』だけだ。昼寝をしていても怒られない。

「ん〜、でも・・・・嫌がるんじゃないですか?カイル様とは言え、男の人ですし」

リオンちゃんの言葉に、ミアキス殿が何かしている気配が重なる。

「ををっ! 王子、かっわい〜ですよっ!!」

しばらくすると、ミアキス殿のはしゃいだ声がした。

「間違いなく、ファレナで一番お花の似合う方ですぅ!」

しょーがない、昼寝は諦めよう。王子は眠気に勝る。

「うーるーさーいーでーすーよー、ミアキス殿・・・・・って、かわいー! もしかしてお揃いですか!? オレと王子はお揃いなんですか!?」




昼寝してる不良のところにリオとミアと王子がやってきて、ミアが不良の頭を花瓶にして遊んでるのです。
御題を無視してるっぽく見えますが、ちゃんと「きちんとききかんりをしましょう」です